これほど短期間に、通貨の実力が国力の逆転と真っ向から結びついたのは、めずらしいことだった。日本は人口減少社会に突入している。円という共通通貨を国際的に用いる人の数が、少なくとも日本国内では長期に減っていくという事実は、実に重い意味を持っている。
これに対し、ドルを使用する人の数は、高技能の移民を積極的に受け入れる国々が増えていることで、ドルの通貨としての地位を保持していることから、なお増加している。ユーロを使用する人の数も、少子化対策の先進国であるフランスなど個々の国で人口が増加していることに加え、新たに加盟し通貨統合に参加する国が増えることで、まだまだ増加していく。
円やドルの通貨圏の拡大・縮小は、各国の様々な管理によって抑制された結果ではあるが、それぞれの経済規模がすでにわたる広がりを続ける傾向にあること、また経済交流や貿易のネットワークをつうじてアジアで拡大していることから、アジアで唯一、一般的な貿易の中心地になることになる可能性が高い。
これほど短期間に、通貨の実力が国力の逆転と真っ向から結びついたのは、めずらしいことだった。日本は人口減少社会に突入している。円という共通通貨を国際的に用いる人の数が、少なくとも日本国内では長期に減っていくという事実は、実に重い意味を持っている。
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